お肌の潤いは、角質層のセラミドが主役となって保たれています。
ですから、お肌の潤いを守るべきスキンケアの主役もやはりセラミドです。
潤いを補給する化粧水の土台は、どんなセラミドがどのくらい配合されているか?が土台になるのです。
化粧品に潤いを求めるのならば、他にどんな効果が期待できたとしても、セラミド以外の成分はオプションと考え、まず、セラミドに注目することをオススメします。
では、どう注目するかというと、配合されたセラミドの種類と量、そして、何種類入っているか?です。
一口にセラミドと言っても、セラミドには、いくつかの種類があります。
なぜならば、実はセラミドとは、ある一定の分子構造を1部持っているものの総称だからです。
「セラミド配合!」とパッケージに書かれた商品は、裏の成分表示には、単にセラミドと記載されておらず、セラミドEOGなどと、更に正確な情報が載っています。
ですから、同じ「セラミド配合!」でも、まったく同じとは限らないのです。
では、どんなセラミドがあるのかというと、
- セラミドEOP(セラミド1)
- セラミドNG(セラミド2)
- セラミドNP(セラミド3)
- セラミドEOH(セラミド4)
- セラミドAG(セラミド5)
- セラミドAP(セラミド6Ⅱ)
- セラミドEOP(セラミド9)
と化粧品に使われるセラミドはこの辺りです。
一般に浸透している呼び方は、セラミド1と言ったセラミドの後ろに数字をつけて呼ばれる形ですが、現在は、セラミドNGなどと、セラミド+アルファベットで分けて呼ばれる事が普通です。
こうしたセラミド+アルファベットか数字で表記されるセラミドは、私たちの体にあるセラミドとまったく同じ構造をもっているため、ヒト型セラミドと呼ばれています。
それぞれ、期待できる効果が違っていて、いろんなメーカーや研究所からさまざまな実験データが発表されています。
例えば、
- セラミド1は水分保持力があり、バリア機能の改善が期待できる!
- セラミド2は体に一番多いセラミドで、とにかく保水力に優れる!
などなど、どれも重要な実験データが目白押しです。
ですが、どれも実証された、各セラミドの保湿効果の一部に過ぎません。
私たちの体に実際いるさまざまなセラミド達が実際のところどこまでの役割を担っているのか?については、まだまだ、研究中なのだそうです。
たとえば、一説では、セラミドは情報伝達物質の役割もになっており、細胞が死んだ事を脳に伝え、ターンオーバー(皮膚のうまれて剥がれ落ちるまでのサイクル)を正常にコントロールするような機能もあるのではないか?などなど、推測だけならまだまだ、数々の秘めたる性能があるというのです。
こうした謎に秘められたセラミドで、評判が良く、特に化粧品に配合されているのが、
- セラミドEOP(セラミド1)
- セラミドNG(セラミド2)
- セラミドNP(セラミド3)
- セラミドAP(セラミド6Ⅱ)
です。
ヒト型セラミドならば、どれも潤い向上の期待ができ、本来からだが持つ成分ですので、安全性も高くどれがダメだとか、どれが一番潤いに良い!と簡単に決めつけられるものではありません。
ですから、一番オススメなのは、複数種のセラミドが配合されている化粧水です。
謎の多い秘められた力を多分に持つと思われるセラミド、その効果を幅広く受け入れるには、多種のセラミドを受け入れるのが一番だからです。
ところが、セラミド配合の化粧品には、純粋にセラミドのみが主体で数種類配合されているものは稀です。
ですから、まず、ベースの化粧水を選ぶときは、全成分表示に
- 何種のセラミドが記載されているか?
- 植物エキスや油脂等のその他の成分がいかに配合されてないか?(その他の成分で欲しい物があれば、ベースの化粧品には求めず、オプションとなるの化粧水に求めましょう)
の2点が重要になります。
セラミドたっぷりの本気の化粧水を手に入れましょう。