からだというものは、数えきれない器官で成り立っています。
どれもが全く違った仕事をこなしているのに、密接な関係があります。
1が全、全が1とは良く言ったものですよね?
そんな中、毛穴と真皮や基底膜のコラーゲンは距離的にも関係的にも比較的近しい役割を持っています。
毛穴と基底膜、真皮を支えるコラーゲン
毛穴が目立ってしまうのは、ターンオーバーの乱れなどが原因のお肌のキメの乱れ、セラミドの数と質の低下に伴うバリア機能の低下などが大きな要因だと考えています。
では、ターンオーバーやお肌のキメを乱す大きな要因は何か?というと
お肌を作る基底層とお肌を支える真皮をつなげる『基底膜』と土台である『真皮』を支えるコラーゲンの質と量の低下です。
基底膜のコラーゲン
基底膜は、お肌を作り出す基底層の底の部分ですので、基底層と真皮を繋ぐ膜ともいえますが、基底層の役割を支える大元となっていること、基底層の深さを決めることからも、基底層そのものとも捉えられる部分です。
この薄い膜が、紫外線などの刺激によってダメージを負う事で、基底層は機能が低下し、ターンオーバーが乱れ、シミやそばかすの排除に時間がかかるばかりか、お肌の細胞の成長はバランスを崩し、キメが無くなる事で毛穴はより目立ってしまうという心配があるわけです。
この基底膜の壊れやすさを決めるのが角質層のバリア機能やセラミドによる潤いですが、基底膜そのものの強さを決める大切な要素が、IV型コラーゲンやラミニンと呼ばれる成分でこれらの成分が減少したりバランスを崩すことで基底膜は弱くなるといわれています。
真皮のコラーゲン
真皮は基底膜の土台となる皮膚の層です。
真皮を構成するのは、I型コラーゲン、III型コラーゲンなどのコラーゲンと、コラーゲンの繊維を支える役割を持つ繊維エラスチン、水を保水するヒアルロン酸などで構成されています。
これらの繊維質がダメージを受けたりして古くなったり、生成がうまくいかなくなると、お肌は弾力を失い、シワの最大の原因になる事が明らかになっています。
さらに、こうして歪んで弱くなった真皮では、基底膜を正常に機能させる事が難しくなってしまい、基底層細胞生成の機能性を落とす心配があり、これもまた、キメを失う、セラミドの減少によるバリア機能の低下、そして毛穴が目立つ!黒ずむといった心配がうまれてしまいます。
コラーゲンの数と質を整えれば、毛穴ケアに繋がる!
スキンケアで注目される『コラーゲン』!
注目の理由は、コラーゲンの劣化や減少が
シワの大きな要因である事
に加え、コラーゲンはお肌をつくりだす基底層の一部『基底膜』と、その土台『真皮』を支える主成分と言え『お肌を作り出す工場の土地』とも言えるため、お肌を作り出すことに密接な関係のある
ターンオーバー正常化による『キメ』と健康な細胞を作り出す事による『セラミド』の数と質
を決める重要な要因であるからです。
つまり、コラーゲンにこだわる事は、目立ってしまうお肌の毛穴と密接な関係がある!といえる訳ですね!
毛穴の為に増やしたい!コラーゲンを増やすには?
シミや毛穴目立ちを抑えるのにコラーゲンへの注目は大切です!
ただし、コラーゲンの量を増やし、質を高めることは、容易ではありません。
コラーゲンが存在するのは、お肌の奥の奥、『真皮層』である事が1番の理由です。
なので、コラーゲン注射なるもはや整形外科じゃない?!といったちょっと乱暴なスキンケアが存在するのです。
それに対して、化粧水の効果範囲は角質層までです。
角質層は、約0,03mmのバリア機能の要といわれるお肌の層です。
わずか、0,03mm、、、
マジかっ!!ですよね?
そんな範囲で何が出来るの?!
化粧水ってやる意味あるの?って思いますよね?
ですが、この角質層の強靭なシールドは数値以上の想像以上の働きと、私たちの生命を守っているといっても過言ではない重要な層なのです。
この角質層を、『守り』『補い』『産み出す』そんなお肌本来の性能のお手伝いが出来る化粧水の効果は高く、これにより高まった角質層の機能は、真皮のコラーゲンを産み出すダメージセンサーDDRや、コラーゲン減少の1番の原因『紫外線』に強いお肌を作り上げます。その結果、真皮を守りコラーゲンの質と量を増やす事が期待で来ます!
良質なコラーゲンとは、一朝一夕では得る事の出来ない、長期的なスキンケアの結果やっとこさ手に入るスキンケアの最終目標とも言える高度な目標と言えますね?