お肌の保湿は、
- NMF
- セラミド
- 皮脂膜
によって成り立っています。
ですから、お肌の潤いを手に入れる、または、保湿を促すと言う事は、必ずこの3つのどれかを助けるなんらかの成分が必要です。
市販の化粧水は、どんなものであれ、お肌に潤いを与える!と必ず描かれていますよね?
ですが、残念ながら、市販の化粧水の多くは、7割から9割が水で構成されているものがほとんどで、その他に、手触りなどを整える成分、そして、効果のハッキリしない植物エキスが配合されていて、
『オーガニック潤い化粧水』です!
といった具合に配合されていて、残りのほんの一握りが潤いに期待出来るかも?といった成分で構成された物がほとんどなのが現状なのです。
少なくとも、多くの化粧水は成分表示を見渡しても、お肌の潤い要因3つの内、どこをどう助けているのか、意図が不明な成分がフンダンに配合されていて、本当に潤いに効果があるのか?と、疑問に感じるものがほとんどなんです。
そんな化粧水でも、使用すれば、私たちは『潤い』を実感できます。
使用後の吸い付くような水分のしっぽり感です。
指とみずみずしいお肌が吸い付いてくるような感覚、あれは、正直、至福のとき、、、と言えますよね?わたしは今でも大好きですw
でも、この潤いは、水を貼付けただけの一過性の『脳で感じる潤い』であり、本当に必要な体の構造内の
- 『お肌の潤い』
とは全くの別物です。
ここで、勘違いしてほしくないのは、水を貼付けただけの一過性の『脳で感じる潤い』そのもの、もしくは『潤いを感じる化粧水』が、本当に必要な体の構造内の『お肌の潤い』を守ったり、補ったりするのに何の役にも立たない!といっている訳ではありません。
保湿効果のある成分や植物エキスには、お肌の潤いを守る!バリア機能を向上させる!皮脂膜の代わりとなってお肌の潤いを守る!などなど様々な効果が期待できるものもたくさんあります。
この記事で言いたいのは、あくまで、お水を貼付けるだけの保湿効果については、そこまでの期待は持てない為に、シッポリ感だけで化粧水の善し悪しを分別するのはもったいない!ということです。
もちろん、いくら一時的な感覚とはいえ、その一時的なお楽しみタイムを幸福とすること自体、わたしも価値を感じますし、化粧品において重要な要素であるといえると思います。
ただし、「本気でお肌の潤いを得たい!」と考えるなら、使用感だけではなく、体本来の保湿力を手伝う、補う、そして守る。そんな目的がハッキリしたスキンケアが、おすすめです。
一時的な演出を主とする、例えばヒアルロン酸のみとかの化粧水では、なんの効果がないとは言えませんが、少なくとも、潤いに効果がないかもしれないとは言えてしまうからです。
では、潤いが期待できる成分とは何か?
紹介したい成分はたくさんありますが、その中でも、安全性、一定の効果期待値において信頼度が高いのは、
- お肌が本来持つ、保水成分そのもの
が有力です。
すなわち,
- 皮脂膜の代わりになる油脂成分(ツバキ油などの油脂、スクワランなどの炭化水素、ホホバ油などのワックスエステル)
- NMFの主成分であるアミノ酸(グルタミン、ロイシン、アラニンなど)
- ヒト型セラミド(セラミドNG、セラミドAP、セラミドNPなど)
です。
これらの成分は、化粧水が活躍できる角質層にそもそもたくさんある成分です。
これが、安全性、一定の効果期待値において信頼度が高い1番の根拠です。
ヒアルロン酸、コラーゲンなどは、化粧水では届かない領域の主成分なので、上記3種に『信頼度』において劣る!といえるのです。あくまで、『信頼度』です。
ですから、ヒアルロン酸、コラーゲンといった成分が性能が劣る!といっている訳ではありません。
つまり、、、お肌の奥にある、ヒアルロン酸、コラーゲンは大切な美肌の元と言えますが、これらを増やすために、ヒアルロン酸、コラーゲンを塗って直接増やす!のは不可能ですから、
※化粧水は基本、角層までしか浸透しません
表皮のヒアルロン酸、コラーゲンを増やすには、という事を、冷静に考えれば、、
化粧水が届く効果範囲、角質層の成分を守り、補い、産み出すにおいて、信頼度の高い3種の成分で角層の状態を良好に促し、その結果、コラーゲンを産み出す細胞やコラーゲンを守ったり産み出す機能、例えば、ダメージセンサー細胞(DDR)や、お肌のバリア機能を向上させることでコラーゲンやヒアルロン酸を増やすといった理論の方が、説得力がある、『信頼度』が高いという訳です。
ですから、保湿を謳う化粧水を求めるときは、
- 皮脂膜の代わりになる油脂成分
- NMFの主成分であるアミノ酸各種
- ヒト型セラミド
が含まれているものか、少なくともこの3種を『守る』『補う』『産み出す』効果が具体的に想定できる成分が配合されているものを選ぶ事をオススメします。
特に、オススメしたいのが
- ヒト型セラミド
です。
ヒト型セラミドには「お肌のセラミドが増える!」といった効果が認められていて、お肌のヒト型セラミドには極めて重要な役割が多いために、その数や質は毛穴ケアをはじめとするスキンケアにおいて、ダントツで注目される成分なのです。
そんなセラミドの役割とは、
- 1、お肌が本来持つ、保水力を向上させる
- 2、新たなお肌を産むサイクルを正常な状態に促し、次世代の潤い環境を整える
- 3、角質層の細胞同士をしっかり結びつけ、潤い環境をより強固にする
- 4、油と水で織りなすお肌のシールドを強固にする事で潤い環境を守る
- 5、いまだ解明できていない保湿因子があるかもしれない、、、
となります。
これだけの役割や未だ解明されていない役割があるからこそ、ダントツで注目されている訳ですね。
化粧水選びにおいて、セラミドを『守る』『補う』『産み出す』はもっとも注目すべき項目です。セラミドこそ、体を守る潤いの主役だからです。
単に保湿を促す化粧水、一過性の『脳で感じる潤い』は無視とまでは言いませんがオマケとしてとらえ、真の『お肌の潤い』セラミドに注目した化粧水を選びましょう。