お肌のうるおいに欠かせない「セラミド」
セラミドがどのように生まれるか知っていますか?
セラミドはお肌が作られる過程(基底層で生まれ、押し上げられ、表皮の最終段階である角質層)で生み出されます。セラミドが豊富に含まれるお肌=健康的でプルプルのお肌になるのですが、セラミドはもちろん、キレイなお肌や体を作るには「栄養」が必要です。日頃から意識してバランスの取れた食事を摂り、お肌の状態を良好に保てていればいいのですが、仕事に家事にと、忙しい毎日の中ではなかなか難しいですよね。
セラミドはお肌に直接塗ることによって補うことが可能なので、目尻や口元など気になる部分に塗るタイプのセラミド入りのスキンケア商品はいろいろ登場していますが、
なんと、セラミドは、飲んでも補うことができるのです!
飲むセラミドの秘密
「飲むセラミド」とは、セラミドの元となる成分を摂取して、お肌に生まれるセラミド自体を増やしてしまおう、というサプリメントタイプの商品です。飲んで補えるなら、顔だけでなく、全身プルプルもちもちになれるのかな?と期待してしまいますね。
本当に効果はあるの? 塗るのと飲むのではどちらがいいの? と、いろいろ気になって仕方がない画期的な「飲むセラミド」。今回はそんな「飲むセラミド」の秘密にせまってみようと思います。
セラミドはどうやって生まれてくる?
肌は生まれ変わるようにして作られます。肌の細胞は基底層で生まれ、有棘層、顆粒層、角質層へと押し上げられるにつれ構造が変化していきます。セラミドは上層に行く間に徐々に作られ、角質層でたくさん含まれるようになります。セラミドは角質層内に水分を包み込んでおく働きをするので、お肌のうるおいには欠かせない存在です。
どんなに水分を補給しても、セラミドがなければ、お肌にうるおいをとどめておくことはできません。
セラミドが不足すると、肌のバリア機能が弱くなり、肌内部に水分を蓄えられなくなるので、肌が荒れたり、乾燥したりしてしまうわけです。
セラミドはどうすれば増えるの?
セラミドは化粧品として肌の外側から補うことができます。化粧水や美容液を塗って補った場合でも、肌内部の水分保持量が増加したという研究結果が出ています。
肌の外側から補うのに最適なのは「ヒト型セラミド」という種類のセラミドです。
でも、セラミドはわざわざ外側から補うようなことをしなくても、健全な体であれば、自然と生み出すことのできる成分なのです。「体が作ってくれるセラミドの量を増やすことはできないの??」って思いませんか?
私たちの体は、私たちが口にしたものから作られます。つまりセラミドを作るのに必要な「栄養」をたくさん摂れば、セラミドで満たされた肌ができる!ハズですね。
セラミドが豊富に含まれる食材は?
セラミドの材料となる成分が豊富に含まれている食材は植物由来のものが多く、こんにゃく、米、小麦、トウモロコシなどです。炭水化物に多いですね。
ダイエットしたい!糖質を減らしたい!と思って炭水化物を減らすと肌の調子が悪くなることがあるらしいですね。それは、肌のうるおいの元となるセラミドを作るための栄養素が炭水化物に多く含まれているからです。
このセラミドの元となる成分は「グルコシルセラミド」といいます。
先述の塗るタイプの「ヒト型セラミド」とは、別の構造を持つもので、言うなら、ヒト型セラミドの前身とも言える構造を持っており、天然材料から得られる「グルコシルセラミド」を化学的に改良して得られるのが「ヒト型セラミド」であるために、グルコシルセラミドは別名『天然セラミド』とも呼ばれております。天然だから良い!という訳ではありませんけどねw
グルコシルセラミドを多く含む食材を意識して摂れば、肌にうるおいをもたらすセラミドを増やすことができるのですね。そんな成分が私たちの最も身近な食物、炭水化物に多いのですから、私たちにとって、潤いや美容がどんなに大切かを裏付けているようですよね?何となくうれしくなりますよね。
つまり、「もち肌」を目指したいなら、ごはんも麺もたくさん食べればいい!ということになりますが、皮肉なことに40歳を過ぎるとどうしても糖質やカロリーのほうが気になりますよね。。。
糖質やカロリーを控えつつ、セラミドを効率よく補うことはできないか、、、
という場合にいい方法があります。
「サプリメント」です。
グルコシルセラミドは飲んで補うサプリメントも開発されているんです!
セラミドはサプリで補うのが最適なワケ
お肌にうるおいをもたらすために1日に必要なグルコシルセラミドは1.8mgが目安とされています。ごはん一杯(50g)には5mg含まれているので、普段の食事から摂るのでも充分なのですね。
しかし、ここで1つ注意点があります。食材にいかに多くグルコシルセラミドが含まれていたとしても、消化して栄養として取り込む時に、体がその成分を100%吸収できる訳ではない、ということです。
サプリメントのメリットは、ここにあります。
必要な成分が凝縮して精製され、吸収しやすい形にされていることです。
ですから、効率よく吸収され効果が出やすいワケですね。
ただし、飲むタイプのサプリメントは効果が感じられるまでに時間がかかる傾向にあります。
3ヶ月程度は飲み続けてみる必要があるといわれていて、すぐに成果を実感できるというものではないのです。
ですから、『継続』も大事です。
さらに、グルコシルセラミドサプリメントは、体の内側から自然にセラミドを生成する力をサポートするのですから、塗るヒト型セラミドと違って、顔だけでなく、全身のうるおいにつながることが期待できます。
ただし、セラミドの役割、セラミドの生成される過程や材料になる成分については、いまだに解明されていないところも多いのです。
ですから、サプリだけに頼るのではなく、普段の食事からもバランスよく栄養を摂ることを意識して、それプラス「サプリ」の力を借りる、というスタンスで取り入れるのが正解です。
セラミドの効果的な補い方
セラミドにもいろんな種類があります。
お肌の気になる部分に塗るタイプのセラミド。
→ヒト型セラミド
体の内側からセラミドを増やす飲むセラミド。
→グルコシルセラミド
両方のセラミドをうまく使い分けて、うるおい満タンの「もち肌」を目指していきましょう!